動物病院に行きたくなる3つの理由
監修者:常盤 祐希
- ときわ動物病院 医院長
- 所属:佐賀県獣医師会、動物臨床医学会、臨床五月会
現代医学では完治できない疾患であっても、うまく病気と付き合っていけるように東洋医学やアロマテラピー、薬膳などを取り入れるなど医療の幅を拡げることで動物達が、家族みんながよりよい生活を送るお手伝いをさせていただきたい。
人と動物が共に充実して生きていける優しい世界を一緒に創っていきましょう。
人の病院もそうですが、動物病院というと「病気やけが、予防注射のために行くもの」というイメージがあると思います。かくいう私もそうでした。だって病院ですもの。なんかこう気軽に立ち寄るものではない雰囲気がありますよね。なので私はそれを覆したい。動物病院こそもっと気軽に立ち寄っていただきたい。これを読むことで少しでも皆さんの「動物病院に行く」というハードルが下がることを願って。
目次
雰囲気に慣れよう
初めて行く病院って緊張しますよね。どんな先生なのか、待合室でどんな顔してればいいのか、診察室にはどっちの足から入ればいいのかなど。そしてその緊張は動物にも伝わります。初めて入る診察室で得体のしれないおじさん(院長)にガン見されるだけでも緊張するのに。
そうした緊張を少しでも和らげるために普段から病院の雰囲気に触れておくことをお勧めします。お散歩の途中、買い物の途中、ドライブの途中などにまずは立ち寄ってみてください。飼主さんがまずリラックスすることで、一緒にいる子たちの精神的な負担も軽減されます。「見慣れた場所のひとつ」になるように日常的に立ち寄ることが、雰囲気に慣れるための第一歩です。
情報を仕入れよう
そうは言っても用もないのに入りづらい・・・そういう方もいらっしゃると思います。
そういう方は情報収集の場として立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
大抵の動物病院には新しい薬やフード、業者さんのオススメ商品の情報が日々入ってきています。ポスターやパンフレットを見てみるも良し、スタッフに尋ねてみるのも良し。ついでに悩み相談しても良し。病院によっては個性的な商品を取り扱っていることがあるので、一見の価値ありです。
コミュニケーションの場として活用しよう
飼主さん同士での情報も侮れません。中には病院スタッフよりも詳しいツワモノもいらっしゃったりします。もちろん病院スタッフも交えて色んなお話をしてみましょう。あなたの推しスタッフをぜひ見つけてみてください。世界が拡がります。うちは二人ですけど。
まとめ
ときわ動物病院では気軽に立ち寄れるようにいくつか仕掛けをしております。待合室に置いてある体重計は、飼主さんも含め日頃の健康管理にお役立てください。診察でなくても薬を取りにでなくても「体重はかりに来たー」で構いませんので、ぜひ扉を開けてみてください。実は握力計もありますので、飼主さんの気になるパワーもついでに測ってみてください。
待合室に置いてある本もリクエストを受け付けています。あなたのリクエストがいつの間にか置かれているかも?!
院内に流れるBGMが分かる方、院長とお話してみませんか。今後も色んな試みをしてみようと思うので乞うご期待ください。