プチ食養生の始め方と意識すべき4つのポイント | 佐賀県鳥栖市の動物病院は「ときわ動物病院」

佐賀県鳥栖市 ときわ動物病院

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プチ食養生の始め方と意識すべき4つのポイント

プチ食養生の始め方と意識すべき4つのポイント

お役立ち情報

常盤祐希

監修者:常盤 祐希

  • ときわ動物病院 医院長
  • 所属:佐賀県獣医師会、動物臨床医学会、臨床五月会

現代医学では完治できない疾患であっても、うまく病気と付き合っていけるように東洋医学やアロマテラピー、薬膳などを取り入れるなど医療の幅を拡げることで動物達が、家族みんながよりよい生活を送るお手伝いをさせていただきたい。
人と動物が共に充実して生きていける優しい世界を一緒に創っていきましょう。

食養生ってご存じですか?読んで字のごとく「食べ物で養生する」ことです。養生とは東洋医学では病気からの回復とともに健康の維持・増進に努めることで病気予防にもなります。ようは、食べて元気になろう!ってことです。わかりやすい!食養生と聞くと難しそう、めんどくさそうと思う方もいらっしゃると思いますが、まぁタイトルを見てください。「プチ」って書いてます。一気にカジュアルになりましたね。手作り食は確かに良いのですが、栄養バランスを考えたりカロリー計算などが大変です。まずはいつものごはん(フード)で良いのです。8割食べればだいたい必要な栄養は摂れますから、1~2割を変えるかちょい足しするだけで食養生をしてしまおうというのが、私のおススメする「プチ食養生」です。食養生をするための食材を選ぶポイントとして意識してもらいたいのが、東洋医学でいう次の4点です。

体を支える目には見えないエネルギーであす。不足すると元気がなくなったり疲れやすくなったり免疫力も落ちて血や水の不足にも繋がります(気虚)。過剰になると流れが滞ってイライラしたり消化不良になったり血の滞りにも影響します(気滞)。

 

体に十分な気を維持しつつ、きちんと巡らせることで防御力を高め病気に負けない土台となります。ストレスをしっかり発散することと適度な運動も気を巡らせるのに効果的です。

 

血液だけでなく臓器や毛、皮膚なども含めた体全体の栄養素の流れを言います。これが不足すると貧血になったり脱毛したり爪が脆くなったりします(血虚)。逆に血が過剰になり滞ると、シミが出たり肩こりや腰痛など痛みが生じたりします(瘀血)。

 

体の隅々まで栄養を行き渡らせることが血を充実させることに繋がります。ただし血がうまく巡るためには気がしっかり巡っていることが必須です。

 

東洋医学では津液ともいい、血以外のあらゆる体液を指します。被毛や肌に潤いを与え、関節などの動きをスムーズにし体温を調節します。リンパ液や関節液、汗や尿もこれにあたります。

 

不足すると肌の乾燥やほてり、のぼせの原因となり(陰虚)、過剰になるとむくみやニキビ、下痢などを引き起こします(痰湿)。水も巡りが悪くなると体の冷えやのぼせにも影響するので、季節に応じたケアが重要です。

 

五臓(肝・心・脾・肺・腎)

体の働きはこの5つの臓によってコントロールされています。季節や精神活動にも影響し、それぞれのバランスの違いがその子の体質と深く関係しています。それぞれが肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓のことというわけではない点に注意です!

 

風邪をひきやすく線の細い貧血の子は肝が弱く、落ち着きがなく暑がりの子は心の働きが強い。そして出血しやすくお腹を壊しやすい子は脾が弱いなどそれぞれ特徴があり、それらの特徴が同時に出たりします。この5つはお互いに影響しあうのでここでもバランスが重要です。

 

ちょっと難しくなってきたなと思ったアナタ。実はですね。肝・心・脾・肺・腎はそれぞれ春・夏・土用・秋・冬と季節に深く関係しています。そして旬の食材はそれぞれの季節で起こりやすいトラブルを防止してくれます。だいたい旬のものを食べればいいなんて、わかりやすい!

 

まとめ

体はの気・血・水から構成されており、五臓の働きでコントロールされています。これらすべてのバランスがうまーく釣り合っている状態が健康な状態と言えます。つまり健康とは「病気がない」ことではなく「体の様々な要素のバランスが取れている」こと。とはいえ完璧にバランスがとれている状態なんてそうそうありません。どこかが足りてなかったりやたらどこかが強かったりしているのが普通。バランスの取れている「中庸」の状態にいかに近づけていくかが養生です。そして普段のフードにトッピングしてやってしまおうというのがプチ食養生です。

 

さぁ心当たりのある方も多いと思います。食べ物はもちろん日々の生活でも注意が必要です。まずは「イイ感じにバランスが取れているか」「多すぎたり不足していないか」を意識してみましょう。それこそが養生を始めるための第一歩です。

次回から季節に応じたおすすめ食材を紹介していきましょう。最初は、春です!