【犬の飼い主さん必見】毎年やってもらいたい5つのルーティーン | 佐賀県鳥栖市の動物病院は「ときわ動物病院」

佐賀県鳥栖市 ときわ動物病院

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【犬の飼い主さん必見】毎年やってもらいたい5つのルーティーン

【犬の飼い主さん必見】毎年やってもらいたい5つのルーティーン

お役立ち情報

常盤祐希

監修者:常盤 祐希

  • ときわ動物病院 医院長
  • 所属:佐賀県獣医師会、動物臨床医学会、臨床五月会

現代医学では完治できない疾患であっても、うまく病気と付き合っていけるように東洋医学やアロマテラピー、薬膳などを取り入れるなど医療の幅を拡げることで動物達が、家族みんながよりよい生活を送るお手伝いをさせていただきたい。
人と動物が共に充実して生きていける優しい世界を一緒に創っていきましょう。

初めて犬をお迎えした方、犬を飼ってはいるけれど病院に連れて行ったことがない方、動物病院は病気の子だけが行くところではありません。健康を維持するために元気なうちから行っておかなければならないのが動物病院です。犬には健やかに生きていくために毎年やっておくべき5つのルーチンがあります。「朝起きたら顔を洗う」ことと同じぐらいやって当たり前なこととして心に刻み付けていただきたいのが次の5つです。

狂犬病ワクチンを打ちましょう

狂犬病のワクチンを打つことは、日本の法律である狂犬病予防法において犬の飼主が必ずやっておかなければならない義務として明記されています。つまり犬を飼っているのに狂犬病ワクチンを打っていないと、法律違反となり飼主としての義務を果たしていないと判断されてしまいます。年に1回必ず打ちましょう。

狂犬病はウイルスによる感染症であり、感染すると興奮や錯乱などの神経症状を呈し、発症すると致死室ほぼ100%という恐ろしい病気です。日本では身近にある病気ではありませんが、交通・輸送の発達した今日、いつ海外から入って来るやもしれません。自分の犬が狂犬病に感染しないようにというだけでなく、ほかの子にも狂犬病を感染させないためにも年に1回必ず打ちましょう。

狂犬病ワクチンの集団接種は毎年4~6月に各自治体で行われていますが、実は動物病院に行けば年中いつでも打てます。狂犬病ワクチン接種済みの証明は年度によって更新されるため、4月~6月に打つ方が多いのです。

混合ワクチン接種をしましょう

主にウイルスによる感染症を予防するために打つのが○種混合ワクチンです。○の部分に入る数字によって、対応できるウイルスの数が違います。例えば犬2種の混合ワクチンであればパルボウイルスとジステンパーウイルスによる感染を防ぎます。

「混合」と書いてありますが、狂犬病のワクチンは入っていません。混合ワクチンと狂犬病のワクチンを一緒に打つことは可能ですが、万が一副作用が生じた場合に「どちらが原因で副作用が生じたのか見極めが困難」なためお勧めしません。

狂犬病とは違い、地域にもよりますがわりと身近にあるウイルス疾患の予防になるため、室内飼い外飼い問わず接種することをお勧めします。ホテルやトリミングサロンに預ける場合にも「混合ワクチン接種をしているかどうか」が預かり条件になっていることも多く、初めて打つ場合や前回接種した時期が長く空いてしまうと、落ちてしまった抵抗力を上げるために追加接種が必要になることもあります。毎年必ず打つようにしましょう。

フィラリア予防をしましょう

フィラリア症は犬糸状虫という小さな虫が、蚊に刺されることで感染して起こる病気です。すべての蚊が持っている虫ではありませんが、蚊を媒介にして増えていくので近所にフィラリアを持っている子が多ければ多いほど感染するリスクは高くなっていきます。ほかの子たちにフィラリアを広めないためにもしっかり予防をしておきましょう。

フィラリア症は入ってきた小さな虫が、血液の中で大きく育って心臓に詰まって血液がうまく流れなくなったり、うっ血してお腹に水がたまったり血を吐いたりと死亡率の高い非常に怖い病気です。

予防方法には飲み薬や滴下剤、注射があります。これらは蚊に刺されることは防げませんが、入ってきたかもしれない虫を小さいうちに定期的に駆除することで発症を防ぎます。

蚊の出る時期、地域にもよりますが九州では4月~11月末くらいまでがフィラリア予防時期になります。定期的に行うことも重要ですが、間を何か月も空けてしまったりその年の最後の予防を忘れてしまったりすると、駆除しきれなかった虫が大きくなって発症してしまうかもしれません。不安があれば事前に感染しているかどうか、血液検査をすることをお勧めします。

ノミ・ダニ予防をしましょう

完全室内飼いの子にもノミやダニがつくことがあるのはご存じですか。外に散歩に行くことがない子でも、人が外出先から持ち込んでしまうことがあるためです。

ノミは素早く動く黒い小さな体で、とんでもないジャンプですぐに見失うことも多いです。全身に寄生しますが、特に背中やお尻周りにいることが多いです。かゆみやアレルギーの原因になったり、瓜実条虫という寄生虫を媒介します。お尻や便に米粒のような白い小さな虫がいたらノミの駆除も検討したほうが良いでしょう。

ダニは体に寄生すると長い口で血を吸っていき、どんどん体が膨らんできます。むりやりはぎ取ったり潰したりすると皮膚口が残ってかゆみや炎症の原因になることもあります。さらにダニはバベシア症という、ひどい貧血になってしまう感染症を媒介するのでノミ同様、定期的に駆除することをお勧めします。

飲み薬や滴下剤などで駆除することができ、近年はノミ・ダニ・フィラリアなど多くの寄生虫を駆除できるオールインワンタイプの製剤もあります。

健康診断をしましょう

持病のある子はもとより、健康そうに見える子でも1年に1度は動物病院での健康診断をお勧めします。人よりも寿命が短い分、人よりも体の変化は早い。特に近年は動物も医療技術の向上や予防意識の高まりなどにより高齢化が進んでいます。

特に高齢犬は体重測定や血液検査を定期的に行ったり、心臓や呼吸器の異常がないか不安があれば心電図やレントゲンなどの追加検査もお勧めします。

内臓の機能異常は見た目ではわかりにくいことも多く、元気に見えていても各種検査で異常が見つかることもあります。

また病院でなくても、おうちでの飼主さんとのコミュニケーションの中で異常がないか気にしておくことも大事です。そのためにも普段から見ておく、触っておくなど「いつものこの子」がどんな風なのかをしっかり把握しておきましょう。いつもと違うことがあればどんな風に違うのか、それが病気の早期発見にも繋がりますので是非気にしてみてください。

まとめ

このように冒頭でもお伝えしたように、病気の子だけではなく健康だからこそその健康を維持するために動物病院をうまく活用していただきたいと思います。

いざ病気で不安になっている時にさらに病院で緊張して余計なストレスがかからないようにするためにも、普段から気軽に動物病院に来ていただいてもかまいません。

当院では待合室に体重計を設置しておりますので、散歩の途中や通りすがりにでもお気軽に測っていただければと思います。ぜひ「体重を測りに来たー」とお立ち寄りください。